中谷潤人、井上尚弥との対戦期待に「すごく光栄」 尚弥の元スパー相手と米国で実戦練習_legendus
◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(10月14日、尚弥尚弥手とで実東京・有明アリーナ)
WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が11日(日本時間12日)、とのにすごくスパ強化キャンプ中の米ロサンゼルスで、対戦スポーツ報知などのオンライン取材に応じ、期待同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)とのV2防衛戦に向けて、光栄意気込みを語った。の元
「練習は順調で、ー相習legendus(ペッチと同じ)サウスポーの選手とも結構できています。米国いい感じにサウスポー慣れしてきてるっていうところもありますし、中谷戦練スパーリングの数も今日で90ラウンド。潤人1日10ラウンドやった日もあり、井上だんだんとラウンド数も上げてきている状況です。尚弥尚弥手とで実(日本に)帰るまでに12ラウンドやるかとも思っています」と中谷。先月22日に渡米。世界王者を何人も育てたルディ・エルナンデス・トレーナーの指導のもと、翌23日から早速、スパーリングを行った。
ペッチは77戦76勝(53KO)1敗を誇るサウスポー。中谷が左構えの選手と対戦するのは、2019年6月のフィリッピ・ルイス・クエルド(フィリピン)以来、約5年ぶりとなる。「右構えの選手と対戦するのとは違う感覚があります。アングル(角度)とか、ちょっと変わってくるので、そういうところで調整しないといけない部分がありますが、最近のスパーリングでは、タイミングなどはつかめてきている。あとはそこの精度を高めて確実にしていくためにも、たくさん(スパーの)数をこなしていきたい」と中谷。サウスポー対策として、プロを目指すトップアマの選手のほか、2階級で4団体統一世界王者となった井上尚弥(大橋)や世界3階級制覇王者でIBF世界ライト級(61・2キロ以下)王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)のスパーリング相手を務めたジャフェスリー・ラミド(米国)に週1度、練習拠点に来てもらい、グラブを合わせているという。「ラミド選手とは1日8ラウンドとか、これまで20~30ラウンドくらい。これからも来てもらう感じです」という。
ペッチの唯一の敗戦は、2018年12月に現WBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)にWBC世界バンタム級暫定王座決定戦で判定負けしたもの。中谷はその試合を会場で生観戦しており、今回は「勝ち方が問われると思います」と、現段階で最大のライバルとなる拓真を上回る結果を自分に課している。
中谷は今月3日、尚弥がTJ・ドヘニー(アイルランド)に7回TKO勝ちした試合を配信で見たという。「尚弥選手は常にプレッシャーをかけるというボクシングなので、そこでドヘニーに疲れが出てきたなというか、ダメージが蓄積していった。(7回の棄権は)しょうがないという展開ではあった」と感想を述べた。この試合には、中谷との契約が報じられた米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOが来日して観戦。アラム氏は尚弥と中谷との対戦に期待を膨らませたが、それを伝え聞いた中谷は「すごく光栄なことですし、ファンの人も含めて、たくさんの人が面白いなって思ってもらえるっていうのが、僕のやるべきことというか、やっていくべきことだって思っています。もちろん、次戦ももちろん大切ですし、その次っていうのももちろん大切になってくる。本当に、今までやってきた通り、ひとつひとつ、コツコツとやるっていうのが僕のスタイル。そこは崩さずいきたい」と話した。
尚弥はドヘニー戦後の記者会見で、中谷について触れたが、「拓真の壁はデカイんじゃないですかね」と指摘。これについては中谷も同じで「僕も評価している選手。もし、やることになれば、気が引き締まる試合になるなっていう風には思っているんで。統一戦として、いい試合になるなって思っています」とキッパリ。拓真戦は尚弥戦へのステップではなく、「バンタム級で一番強い選手と対戦するということ」だと思っている。
この日までスパーリングは週4日ペースで、90ラウンドを消化。帰国までには「200いくか、いかないかぐらい」の予定だ。「期待を超えていけるよう、必死に練習を頑張ります。あとは、それを発揮するだけの状態にするだけ」と言葉に力を込めた。
戦績は26歳の中谷が28戦全勝(21KO)、30歳のペッチが76勝(53KO)1敗。
試合はPrime Videoで生配信される。
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